IT未経験者が働き始めてすぐに、客先常駐になることは少なくない。そんなときのあるあるは、常駐先では新人であってもベテランエンジニアとして扱われることがあることだ。客先に常駐できるエンジニアはみんな経験を積んだエンジニアだと思い込んでいる人も少なくない。そのため、依頼されたことが理解できない場合もあるだろう。そんなときに一緒に常駐している先輩がいないと、仕事の範囲内なのか判断がつかないこともあるはずだ。客先常駐を考えているのであれば、チームで常駐できる会社を探すとよいだろう。

他のあるあるとしては、エンジニアのことを万能だと思っている人が意外と多いことが挙げられる。エンジニアにはそれぞれ得意分野があって、プログラミングが得意な人、ネットワークが強い人などのようにできることが限られている。しかし、あまりIT関係に詳しくない人だと、パソコンに関わるすべてのことをエンジニアはできると考えるのだ。

また常駐していると不測のトラブルがよく起きる。切り分けをして原因を追求するのだが、原因がわかったあとも不得意分野でも直してほしいと頼まれることがある。チーム編成が甘いと限られた知識しかないなかで戦わなければならいので、常駐しているエンジニア全員で挑んでもかなり苦戦を強いられることがある。

そう考えると、IT未経験者だからといって、悠長に学んでいる時間はあまりない。新しいことをどんどん学んでいかないと、そのチームが人手不足に陥る可能性は高くなる。広い知識を得ながら、トラブルに対応できる人材に成長する必要があるだろう。